CR-Zの性能向上を目指す場合、ヘッドガスケットにおいては純正のボアシール耐力が性能の限界点となってしまいます。
HKS GT SUPERCHARGER 7040 Setup KITではヘッドガスケットの交換を前提することで高性能なハイブリット車を成立させています。
本キットでは、過給機を付けた場合の排気温度を考え専用EXマニホールドガスケットが付属します。
HKS GT SUPERCHARGER 7040 Setup KITとの同時評価により生まれた、最適なエンジン強化部品となる、ガスケットキットです。

ヘッドガスケット

EXマニホールドガスケット
■特長
<POINT-1>
- 高出力対応部品、純正置換えを前提に設計しています。
- EXマニホールドガスケットも、純正同一形状です。
- 高出力、高過給でのボアシール耐力を、ヘッドボルトを強化せずに、構造変更で大幅に向上。(ボアシール面圧比で約20%増加)
- 社内にて耐久試験と安全率を考えた高出力試験(300PS)での評価および分解確認済です。
- ヘッドガスケットは純正置換え用(=0.8mm)と圧縮比調整用(=1.2mm)の2種類を用意いたしました。
- EXマニホールドガスケットはシールビード板を純正2積層(厚さ0.4)から3積層(厚さ0.6)へ変更。
- 純正ガスケットボアφ74.0mm ⇒ HKSボアφ75.0mm
<POINT-2>
- ヘッドガスケットは純正構造に比べ、ボアシール耐力を確保する為にストッパ-高さを調整し、幅を狭くして、純正ヘッドボルト 軸力での高い面圧を確保しました。オイル、冷却水のシール部はビード板の角度を最適化して、ボアシール面圧に影響のない範囲 でシール面圧を向上させてあります。表面のコーティングも、全面にコーティングを施し親和性の高い特性と合わせ、取付け時のヘッド、ブロック面との結合剛性の向上が得られます。
- EXマニホールドガスケットは高い排圧にも対応するため、純正のビード板2積層⇒ビート板3積層としてシール耐力を向上させています。
■性能
●ボアストッパーとシールビードが独立 ⇒ セパレートタイプ
- ボア周辺に締付け力を集中させたストッパーを設け、その外側にビードを配した構造で、ボアストッパーがビードと独立しており、純正のコンバインタイプでは不可能な、ボアストッパー荷重を増加出来るタイプとなっております。
また、セパレートタイプは、ストッパーが硬いビード板の内側に位置するため、グロメットタイプに比べヘッド及びシリンダーの変形を防ぐ事が可能です。
■性能検証(面圧)

※純正品に比べ、HKS品は強く、均一に圧力がかかっています。