4B11 2.2L KIT
 

コードNo. 23004-AM004

¥74,800

(税抜価格¥68,000)

4B11エンジンのウイークポイントはコンロッドであり、安心のチューニングにはコンロッド強化は必須となります。
HKSでは、安価に安心のチューニングを進めるため「鍛造I断面形状」で開発を行い、十分な強度と低価格を実現しました。

 

 

 

 

<POINT-1>時代ニーズに合わせ『必要十分な強度を安価に供給』をコンセプトに『鍛造I断面』を採用

  • 今回4B11用にはI断面を選択。「ハイグレードな鍛造クロモリ材」、「浸炭焼入れ」、「大端部のクラッキング製法」などの採用し低価格かつ強度に拘りました。
  • 一見純正風ですが、チューニング車両での使用を前提に強度を確保していますので安心してご使用ください。

    【H断面コンロッドの豆知識】

    • ねじれに強いが吸収しにくい。
    • 同等の強度であればI断面よりも軽量化が可能。
    • 切削加工が増えるため加工工数がかかり結果的に高価格となる。(ハイチューン車両向け)

    【I断面コンロッドの豆知識】

    • 量産車に多い形状だが、極限の性能を追求するF1エンジンでも採用される形状。
    • ねじれに弱いが吸収しやすい。
    • 重量面ではH断面に及ばないが、量産性が良い。
  • 以上のとおり、H断面・I断面それぞれ一長一短有り、一概には形状だけで性能を語ることはできません。

 

<POINT-2> 大端部は結合剛性に優れるクラッキング製法(かち割り)を採用。

  • クラッキング製法は、通常のノックピン方式よりも、凹凸面で接触面積が拡大し結合剛性が大幅に向上します。
  • 見た目は悪いですが、下のイメージのとおり、凹凸の噛みあいで結合させるため剛性に優れています。

    一見破断面が汚く見えますが、細かな凹凸により接地面積が拡大し剛性が上がります。ノックピンが不要になるメリットもあります。

【クラッキング製法(かち割り)コンロッドの豆知識】

発祥はドイツの技術ですが、最近では2輪4輪問わず市販車からレーシングエンジンまで広く採用されている技術です。

 

<POINT-3> 500psオーバーにも耐える高強度。

  • 社内ベンチテストでは、GT3240フルタービンキットとの併用を想定したテストを行っており、問題ないことを確認しております。
  • HKS鍛造ピストン(21003-AM003)を併用を推奨します。

 

<POINT-4> 信頼の MADE IN JAPAN です。

 

 

SPEC比較

比較 HKS I-BEAM 三菱純正品(I-BEAM)
スモールエンド寸法 φ23 / 幅 20mm ← 同様
ブッシュ 銅系 削出品
ビッグエンド寸法 φ55 / 幅 22mm ← 同様
中心間距離 143.75 mm ← 同様
鍛造素材 SCM 材 SC 材
熱処理 浸炭焼入れ 焼入れ
表面処理 ショットピーニング
ビッグエンド分割方法 クラッキング(かち割り)/ノックピン無し 分割鍛造後に面出加工/ノックピン有り
ボルト 材料/サイズ SCM材 / M8 X P1.0 ← 同様
強度 185,000 psi (130kgf/mm2) ← 同様
締付け 20N・m+90度 /再使用時は限度値有り ← 同様
ボルト潤滑 エンジンオイル ← 同様

 

基本的には大端部、小端部を太くすることで強度を増しています。

 

 

品名 エンジン型式 排気量 (ml) タイプ ボーリング・ホーニング加工 フルフロー加工 コードNo. 小売価格
(税抜価格)
取扱説明書 備考
鍛造I断面コンロッド 4B11 - Φ23ピン - 不要 23004-AM004 ¥74,800 (¥68,000) 鍛造I断面

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