1. 吸気抵抗の低減
インテークパーツのチューニングでは、エンジンレスポンスの向上やパワーアップを狙い、吸気時に起きる抵抗の低減・吸入空気量の増大を図ります。HKSインテークパーツでは以下の手法で性能の向上を実現しています。

純正エアクリーナー
エンジン出力に応じたフィルター面積で設計されており、吸気抵抗は比較的に大きい。パワーアップの際ネックになることも有る。また、吸気音を抑えるためのレゾネーターが装備。
Point
純正エレメントは、不織布を折り畳んで使用。空気の流れが折り畳んだ不織布の間を抜けて行くため、干渉して抵抗が大きくなる要因となる。
エアクリーナーがむき出しタイプのため、純正エアクリーナケースと比較し開口面積を大幅に向上。このため取り入れ可能な吸入空気量を増大させ、純正置き換えタイプよりもエンジン出力、トルク向上に有利。ボックスに覆われていない吸気温もレーシー感を演出してくれます。
Point
レイアウト自由度大・吸入面積を大きく取れるため、エンジン出力向上に好条件。
サクションパイプを車種別に設計。さらにパイプの曲がり/長さをオリジナル化することによって、さらなる吸入効率の向上を図ることができます。NAエンジンではレスポンス向上につながりターボエンジンでは、高出力化に効果的。
Point
純正サクションの場合は空気がホースジャバラ部分にあたり渦を巻き抵抗が増大。専用パイプ化によりジャバラ部分や段付きを極力減らせ、空気の流れがよりスムーズになる。
設計
純正形状に対して吸入抵抗が低減する形状を3D CADで設計。エンジンルームのスペースを把握して極力吸入空気量が確保できる形状を設計する。
(一部車種)

解析
コンピューター処理によって管内での空気の流れを解析。

吸気抵抗低減の効果
純正エアクリーナーからHKSパーツへ変更した際、吸気抵抗はそれぞれ次のように低減します。
- スーパーハイブリッドフィルター:約3%
- スーパーパワーフロー:約30%
- レーシングサクション:約40%
※数値は一般的な例です。車種により、その効果は異なります。
