EVC7エレクトロニック バルブ コントローラー7
- EVC7のオン/オフ画面
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〈注意〉初回起動時EVC7はオフになっています。ダイヤルを回しA~D何れかを選択することでオンになります。
〈OFF時〉
〈ON時〉
- 車速/エンジン回転数およびスロットル開度の表示方法について
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1.配線の準備をします。
スロットル信号ハーネス(茶色)、車速またはエンジン回転信号ハーネス(緑色)を車体側の信号線と接続する
初回起動時はEasy modeの設定になっているので、メニュー画面でPro modeに変更してください。
メニューのCorrection Mapを開きMapの軸に使用する入力信号を選択してください。メニューのStatusを開き、Main ScreenでType Bを選択してください。
各Mapで選択された入力信号のみ表示されます。
- 歴代EVCのことが知りたい。
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こちらをご覧下さい ⇒ EVC比較表
- ワーニング値を設定した値より高いブーストがピークホールドに残っているがワーニングは働いていない。
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ブーストの立ち上がり特性などによってオーバーシュート気味に一瞬ブーストが設定ワーニング値を超えてしまう場合などがあります。設定したワーニング値に対してEVCが内部的に定めた時間に圧力を超えた場合にワーニングが働きます。
- エラーコードが出る、最近出る様になった。
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中継ハーネスや電源ハーネスの状態を一度ご確認下さい。電源ハーネスに関しては電源取り出し位置やアースポイントの変更など有効に表れる場合があります。
- ブースト設定して使っていたのに設定値通りにブーストが掛からなくなった。
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車両の仕様などに変化があったり、装着パーツが変わった場合にブースト制御がズレることがあります。ブースト制御が大きくズレた場合は、リセットして初期設定を行ってください。パーツの変更を行っていない場合は配管に抜け、裂けなど、圧力が漏れる原因が無いか確認してください。
- どうしてA/B/C/D 4つのモードがあるの? A/B/C/Dどちらがハイブーストなの?
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通常使うブーストと高いブーストを掛ける場合など設定ブーストを使い分けて使用することができる様に4モード設けています。A/B/C/Dどちらがハイブーストと言ったことはありません。
- スクランブルブーストって何?
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レースや競技など瞬時に一定時間加速やパワーを高める場合に使用可能なモードです。
スクランブル設定したブーストが通常使用しているブースト圧に加算されます。スクランブルブーストに耐えうる様、エンジン本体のチューニングも含めて検討が必要です。
- EVCでブーストを下げることはできる?
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車両側の最低ブースト(アクチュエーター、ウェストゲートの設定過給圧)より低い値に制御することはできません。ただし、純正で過給圧ソレノイドが装着されている車は、EVCを取り付ける前よりもEVC OFFの状態が低くなる事が有ります。
- 軽自動車にも付けられる?ディーゼル車にも付けられる?
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12V車でアクチュエーターやウエストゲートで過給圧制御しているターボ車で有れば装着可能です。
- シルビアに付けるには?スカイラインに付けるには?車種別の配管資料はない?
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下記図を参考にしてください。
- コントロール部分のみ買える?バルブユニットだけ買える?
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コントロールユニット・バルブユニットのみの販売はしておりません。
- オーバーシュートがかなり出る、EVCで押さえられないの?
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オフセット値変更やMAP機能で変化が出るとも思いますが、配管に関しても見直すことが有効です。配管をできるだけ短く(特にφ4ホース)取り回すことが有効です。またチャンバー圧取り出しのφ6ホースをサージタンクから取り出してしまうとオーバーシュートが出やすくなります。それらが適切になっていてもオーバーシュートが出る場合は車両側の特性に寄る部分となります。
- ハンチングが出る
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サンプリングタイムを変更してください。サンプリングタイムを変更しても改善されない場合は、φ4ホースの取り出しをより正確なサージタンク圧が取れる場所から取り出すことや、状態によってはオリフィスを入れたりφ4ホースを少し長めにすることでハンチングが押さえられることがあります。
- 最大300KPaというので買って付けたが、最大に設定してもそこまでブーストが上がらない
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車両側の仕様による部分になります。ウエストゲートのスプリングをもっとセット荷重が高い物に変更することや、またタービンやエンジンの仕様や能力的な部分でそこまでブーストが上がらない場合はあります。
- ブーストカットが入る、ノッキングが出る
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純正の状態よりブーストを高めた状態では車両側のフェイルセーフとしてブーストカットなどが入る場合が多々あります。その際はFCDなどブーストカット解除装置を装着し、調整することでより高いブーストを掛けることは可能になりますが燃料増量装置などで現車に合わせてのセッティングを施さないとノッキングやデトネーションなどの誘発によりエンジン破損の危険があります。
- 2速位でブーストを掛けたときと4速でブーストを掛けたときでブーストの値が違う
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低いギアでの走行と高いギアでの走行では走行負荷が異なることからブーストの掛かり具合に差が出ます。EVCでブーストを設定する際には4速など高めのギアでの値を基にして下さい。
- ブーストが全く制御できない、ブーストが上がらない
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- 配管の確認、コントローラーの排気バイパス選択スイッチの状態を確認して下さい。
- EVCを付けてからブーストが設定通りに掛からなくなった
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車両の仕様などに変化があったり、装着パーツが変わった場合はその都度ノーマルブーストを確認の上再度A/B各モードのブースト設定を行って下さい。
- EVCと後付けメーターの値が少し違うが
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EVC・メーターともに圧力の取り出しの位置は同じ所から取っていますか?製品の表示精度もありますがEVCとメーターの差が10KPa程であるならEVC・メーターそれぞれの公差範囲の表れと思います。
- エアフィルターは入れないと行けないの?
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バルブユニット内にオイルなどの混入を防ぐためにも必ず入れて下さい。また汚れが目立つ様になったら定期的な交換を行って下さい。
- EVCで130KPa位にブースト設定しても100KPa位までブーストが垂れてしまう、EVCで垂れを押さえられないの?
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車両の仕様・タービンやアクチュエーターの特性などにより高回転域などでブーストの低下が見られる場合があります、EVCで有る程度はブースト低下を抑えることができてもそれ以上は補機類などの改善(アクチュエーターの強化など)が必要です。
- サージングが出る
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近年のターボ車に良く見られますが、意図的にサージング領域に入らない様MAP機能で設定も可能です。しかし車両側の特性や使用しているパーツ類の組み合わせなどでサージ領域に突入してしまう状態では補機類の見直しなどの改善が必要です。
- モニターの表示部が見にくい、表示が薄い
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液晶は正面辺りが一番視認性が高いため見る角度によっては表示が薄く見えたりします。モニターの設置位置などを考慮してみて下さい。
- 設定変更ができない
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データロック機能が有効になっている可能性があります。取扱説明書の「データロック設定モード」の記載を参考にデータロックを解除して下さい。
- ブーストが上がりすぎる
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排気バイパス選択スイッチが車両と合っているかご確認下さい。配線類にショート・断線・配線不良・抜け等がないかご確認下さい。
- ディスプレイユニット・バルブユニット・ハーネスのコネクタ部が破損した
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破損の状態に寄りますので、お手数ですが販売店様に検査・修理をご依頼下さい。
- MAP機能を使いたいが、回転数がうまく取れない。
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- 配線位置、気筒設定を確認してください。
- 回転信号を複数のチューニングパーツに入力した場合、回転信号の電圧が低下してEVCで認識出来ない状態となることがあります。
- MAP機能を使いたいが、スロットル開度表示がおかしい。
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配線位置、スロットル全閉設定、全開設定を確認してください。
- 配線を接続したのに、回転やスロットル開度表示しない。
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マップ機能の設定をしてください。マップ機能でマップの軸に設定した信号が表示されます。
- スクランブルブーストが効かない
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- スクランブル時間の設定を確認してください。スクランブル時間設定が短かい場合、ブーストが上がる前にスクランブルが解除されている可能性があります。
- 車両側の仕様により設定ブーストまで上がらない可能性があります。A/B設定で目標スクランブルブーストまで上がるか確認してください。
- ステッピングモーター、ソレノイドバルブって何が違うの?
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ソレノイドバルブはONとOFFの2つの状態しかありません。ONしている時間とOFFしている時間の調整によりブースト制御を行っています。それに対してステッピングモータは、ONとOFFの間を細かく調整することができます。それにより、きめ細かなブースト制御を可能としています。
- EasyWriterって何が出来るの?
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パソコンを使用した各種数値の変更や、MAP機能を使用した綿密なセッティング、ブースト設定時に役立つロガー機能等が使用可能となり、素早く確実なセッティングが可能です。