「過給機」というとあまり馴染みがないかもしれませんが、一般的にチューニング界では「ターボチャージャー」「スーパーチャージャー」のことを指すことが多いです。

両者ともにエンジンによりたくさんの空気を送り込んで、エンジンの大きさ以上のパワーを得るためのパーツです。
この2つの違いは力の源で、排気ガスの力を使うのがターボ、エンジンが回る力を使うのがスーパーチャージャーとなります。

スーパーチャージャーはエンジンが回る力を使うので、低い回転でも空気を送り込めるのがメリットです。
反対にターボは排気ガスのエネルギーが強くなるほどパワーを出せるので、中・高回転でのパンチがより強い傾向となります。

どちらを選ぶかはオーナー様の好みにはなりますが、「チューニングしてる！」というサウンドや力強いフィーリングがほしい場合はターボがおすすめです。
反対に、排気量が上がったかのような自然なフィーリングや静粛性も残したい場合はスーパーチャージャーがおススメです。

HKSでは元々過給機のないクルマにも後付けでターボやスーパーチャージャーを装着できるキットを開発しています。NAチューンでは難易度の高い力強さを得ることも可能です！

HKSでは元々過給機がついている車のチューニングメニューもさまざま用意しています。
その1つが前回「Power Editor」でもご紹介した、ターボの仕事量を増やしてパワーを上げる「ブーストアップ」です。
詳しくはこちらから⇒Power Editor -最新ターボ車をカプラーオンでブーストアップ-

ブーストアップの次のステップは、いよいよメインパーツのターボチャージャー交換となります。

ターボは中の風車を回して空気を多く吸い込めるようにしていますが、ブーストアップでたくさん仕事をさせるだけではターボ自体の限界にたどり着いてしまいます。
そこで、より風車が大きいターボに交換してたくさんの空気を吸い込めるようにするのがターボ交換です。