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サスペンション

構造編

単筒式はもともとレーシングスペックのはず。それをストリートに持ち込む理由はなんですか?

HKSは、「どんな使用シーンにおいても最適な減衰力を発生させること」にこだわります。それが単筒式にこだわる理由です。確かに単筒式はサーキット生まれのメカニズムですが、それはタフでシビアな走りに向いているということではありません。
むしろ、単筒式はどんな使用状況にも対応し得るというのが正しいのです。スポーツ性能を求めるなら絶対に単筒式。これはチューニングに関わる者の共通理解と言っていいでしょう。
ところが、単筒式は非常に高度な開発・生産技術を要し、その分生産コストも上がってしまう。量産に向かないというだけの理由で、多くのメーカーは単筒式を諦めざるを得ないのです。
しかし、HKSには膨大なテストデータがあり、開発・製造をトータルにまとめる技術力があり、さらに上の技術を追求する環境もある。だから、徹底的にコストパフォーマンスを追求し、単筒式の普及にかけてきました。単筒式はHKSの良心です。そして近い将来、スポーツダンパーの常識になるはずです。
事実、メルセデスしかりレクサスしかり、志の高いメーカーは純正の脚に単筒式を選んでいます。「なぜ単筒式か」ではなく「なぜ単筒式ではないのか」という時代が、もうそこまで来ています。

単筒式は構造上ストローク量が十分に確保できないと聞きました。複筒式より乗り心地が劣るということですか?

単筒式は、オイル室とガス室に分かれており、オイル室の内部をピストンバルブが上下します。単純に構造を比較すれば、複筒式ほどダンパーストロークを取れないのは確かです。しかし、ストローク幅は大きいほどいい、という考えはナンセンス。スポーツ走行において必要なストローク幅は限られています。
実際、いま流通しているスポーツダンパーは、軒並みショートケース・ショートストローク。使い途のないストローク幅は無用なのです。必要十分なストローク幅を確保し、その中で最適な減衰力(吸収エネルギー)を発生させるのがスポーツダンパー。
ストローク量=乗り心地、という次元で比較するような問題ではありません。

単筒式は二重構造の複筒式に比べて外部からの衝撃に弱い、と言われますが、本当ですか?

単筒式はフリーピストンやピストンバルブがシリンダーケースの内壁に接しています。そのため、ケースの外側のちょっとした損傷が、内部パーツの性能劣化につながると思われがち。
確かに複筒式はケースが二重になっているため、外側に多少の変形があっても内部の機能に影響はないとされます。
しかし、昨今の整備された道路環境の中で、ダンパーの性能が低下するほどの損傷を負うことはまずありませんし、なんといってもHKSは製造技術に絶対の自信を持っています。強度の面で妥協のあるモノづくりはありえません。
私たちの採用しているダンパーの素材は、ハードなスポーツ走行に耐えうる強度を持っていますので安心してご使用いただけます。
では、横から大きな力を受けた時に起こる、シリンダー自体の曲がりやよじれなどの心配はないのでしょうか?単筒式には倒立式を採用して横剛性を高めるレイアウトが可能です。逆に複筒式では倒立レイアウトは不可能です。
なにより、シールなどの細かな部分にまで行き届いた高い工作精度を求めらるる単筒式だからこそ高い品質でより良い商品をお届けできるのです。

そもそもピストンバルブの役割とは? また、性能の評価点はどのようなところですか?

ピストンロッドの先端に付いているパーツがピストンバルブ。走行中激しく上下動し、ピストン内部をオイルが流れます。オイルが流れる穴がオリフィスです。このピストンバルブは、減衰力を発生させるための心臓部だと言えます。
簡単に言うと、ダンパーに路面から入力があると、ピストンがシリンダー内部で上下し、その中をオイルが行き来することによって、減衰力が発生するという仕組みですが、このオイルの流れ方が減衰特性を決める重要なポイントとなります。
負荷(受圧)の大きさ、オイルの流量、バルブの反応速度などの要素をベストなバランスに設定し、オイルの流れをコントロールする。それはダンパー開発の真骨頂であり、最も難しいところでもあります。ストリート、サーキット、ドリフト、ドラッグなど、使用シーンを想定してはじき出される最適な減衰力は、製品ごとに異なり、ピストン面積、バルブ径、オリフィス径などは、個々に合わせて緻密な計算の上設定されます。
ですから、ひとつとして同じ仕様はありません。ピストンバルブの内部構造、この一点にも技術の粋が活きているのです。

結局、単筒式だと減衰力はどう変わるのですか?

先にご説明した通り、単筒式はピストン面積を大きくすることができます。従ってオイルの流路を大きくすることも可能です。大流路にすることでオイルはスムーズに流れ、減衰力を正確に、かつ安定的に発生させることができます。
だからといって、単純に流路が広いほど良い、ということではありません。むやみに大きくするのではなく、他の内部パーツとのバランスをトータルに考えて、より効率の良いオイル流路を割り出す必要があるのです。
Q4でも触れたように、オイル流路の形状は製品個々の減衰特性に合わせて調整されるため、これという完成型はありません。ダンパーの「感じる性能=乗り味」を追求する限り、常に改善の余地があると言えるでしょう。
ノーマルの走りは味気ない。そこでダンパーに数多の乗り味が要求されます。ねらいどおりの乗り味を表現するためには、大流路の活用がカギを握っているのです。

スポーツユーザー編

今回、初めてスポーツサスペンションを買うのだけど、車高も落ちつつ街乗りもスポーツ走行もオールラウンドにこなす足を捜しています?ちょっと欲張りですか?

車高は極端にローダウンするのではなく、ノーマルから適度に落とす。またストリートユースを考慮して、ゴツゴツしない上々の乗り心地を実現、そして峠や高速コーナーを攻めたときにはしっかりと、そしてしなやかに対応するスポーツ性も合わせ持つ、上質なスポーツサスペンション。

→まとめると、スタイルをきめ、オールラウンドな走行性能を持つスポーツサスペンションですね。
それには究極のストリートダンパー「MAX IV GT」がおすすめです。

ハイグリップラジアルでサーキットを走る為のスポーツ走行性能が高いサスペンションを探しています。こういったサスペンションの今までのイメージは、ほとんどが硬く乗り味を犠牲にする、という概念があります。こんな概念を払拭したサスペンションはないですか?

タイヤインフォメーションを確実に伝え、コーナーを攻めるスポーツ走行にしっかりと対応。しかし不快なゴツゴツ感は削ぎサーキットまでの道のりを快適に乗りたいという欲張りなサスペンション。

→まとめると、高いスポーツ走行性能を持つサスペンションにありがちな不快な突き上げを抑えた全長調整式スポーツサスペンションですね。
それには「MAX IV SP」がおすすめです。

家族もちで、バリバリチューニングは卒業。でもせっかく購入したラグジュアリーカー。これにあう、大人のスポーツサスペンションはありますか?

街乗りの乗り心地は当然のこと、ワインディングや高速走行時でもしなやかでありながらしっかり感がある安定性を持ち、スタイリッシュなスタイルも実現するサスペンション。

→まとめると、大人のラグジュアリースポーツサスペンションですね。それには車両のキャラクターを考慮し、最適なセッティングを施した「MAX IV GT」がおすすめです。

今、ドリフトにはまってます。夢は、D1ドライバー。もう普通のサスペンションでは物足りなさを感じます。とにかくドリフトのためのサスペンションを探しています?

とかく、ドリフト用のサスペンションはただ固いだけのリアが滑りやすいものが多いです。しかし、滑りっぱなしではスピードも落ち格好いい深いドリフトアングルがきめられません。滑りながらも車を前に押し進める絶妙なトラクション性能と、ドライバーのハンドリングに敏感に反応するコントロール性を持ったサスペンション。

→まとめると、高速で滑りながらも、絶妙なトラクション性能とコントロール性能を併せ持つドリフト向けサスペンションですね。
それには「HKS HIPERMAX D' NOB spec」がおすすめです。
※HKS HIPERMAX D' NOB spec は「誰もがドリフトしやすい足」がコンセプトのサスペンションです。

ミニバン・ワゴン、コンパクトユーザー編

一人身でスポーツ車を所有していた時代は、そこそこチューニングしてました。最近、結婚して家族のためもありワゴン車に乗り換えました。ですがノーマルは格好悪いです。乗り心地はそのままに、車高を少し落として格好良くしたいです。そんな丁度いいミニバン・ワゴン車向けサスペンションはありますか?

お好みの車高に調整でき、街乗り走行時もゴツゴツしない。また高速道路でのレーンチェンジや継ぎ目の通過、そして下り坂でのブレーキ時にふらつかないしっかりとしたサスペンション。

→まとめると、格好良い車高にでき、ノーマルよりも乗り心地、安定感が増すミニバン・ワゴン車向けサスペンションですね。
それには「HKSハイパーマックスG」ががおすすめです。 また、お好みで車高のセットアップが可能な「HKSハイパーマックスS-style C」、 さらに減衰力30段階調整機能のついた「HKSハイパーマックスS-style L」もラインアップされています。

ローダウンするとカッコよくなるのはわかるけど、家族で使うことも多いので色々不安…。サスペンションキットを装着することでスタイリング以外に何か良いことありますか?

まず不安定な挙動などが抑えられてクルマの動きが程よく正確になり、運転手さんにとっては運転が楽になるため長距離移動でも疲れにくくなります。また、2列目・3列目に座るお子様にとっては車酔いしにくくなります。
スタイリッシュなローダウンの部分においても、フロアの高いミニバンなどでは乗り降りしやすくなるという実用的メリットもあります。

経済的で、街乗りも気軽にスイスイ、そしてちょっとしたスポーツ走行もできる、コンパクト車を買いました。でもノーマルサスペンションではちょっと物足りません。コンパクト車、本来の長所を生かしたサスペンションはありますか?

お好みの車高に調整でき、コンパクト車ならではの軽快なフットワークにさらに磨きをかけてくれる。そしてノーマルでありがちなフワフワ、ゴツゴツ感がないサスペンション。

→まとめると、街乗りも、スポーツ走行も楽しめる1ランク上の快適性を持ったコンパクト車向けのサスペンションですね。
それには「HKSハイパーマックスS-style C」がおすすめです。

とにかくワゴン車をローダウンさせエアロと大径のホイールで格好よくきめたいです。でもあまり車高を落としすぎると、乗り心地は悪くなり、かつエアロや大径ホイールも傷付けてしまうのでは?単なるワゴン用車高調ではなく、これ専用のサスペンションはないですか?

ミニバン・ワゴンのクールスタイルに必要不可欠なエアロと大径ホイール、そしてローダウン。とかくエアロ、大径ホイールをきめても、一般的なミニバン・ワゴン用サスペンションでは満足を得られない方が多いのが現状です。ローダウンでスタイルはきまっても、乗り心地をキープするため、軟らか目では段差等を乗り越えた時、フワフワとストロークし過ぎてエアロや大径ホイールを傷つけ易くします。かといって硬くすれば乗り心地が悪化。この相反する性能を併せ持ってこそ、クールスタイルを実現するローダウン専用のサスペンション。

→まとめると、ミニバン・ワゴンユーザーの中でもとりわけエアロ&大径ホイール装着、ローダウンに拘った専用のサスペンションですね。
それには「HKSハイパーマックスS-style X」がおすすめです。

作動音編

サスペンションから異音がします。大丈夫でしょうか?

詳しくはこちらをご覧下さい ⇒ リンク

※点検、故障の修理はお客様ご自身では対処せず、必ずお買い上げの販売店、または専門業者に依頼してください。

オーバーホール・仕様変更編

私はハイパーマックスダンパーを使用しているのですが、装着間もない頃と比べ最近ステアリングレスポンスが悪く、異音(ゴトゴト音)がするようになりました。またブレーキング時に過剰にノーズダイブするようにもなりました。これはオーバーホールした方がよいのでしょうか?

はい、オーバーホールをおすすめします。申し上げられた事象だけでなく、高速道路でのレーンチェンジなどでふらつく、オイル漏れが目視できる、などの症状もその目安となります。そもそもサスペンションは消耗品の集合体です。
100kmの走行で数万回もストロークし発熱、放熱をくり返す過酷な状況にあります。熱によるオイル劣化、シール類の磨耗は、どんなサスペンションでも避けられません。そこでHKSでは、少しでも多くのユーザーの方にHKS製サスペンションの高性能を味わって頂けるように「オーバーホール」支援体制を構築しています。
上記事象に該当する場合は、是非、一度オーバーホールをして下さい。

オーバーホールについての詳細

ハイパーマックスシリーズはバネレート変更可能ですか?

直巻スプリングおよびバレル(直巻樽型)スプリングにつきましては以下セットリストより選択可能です。
なお、専用形状のスプリングを採用しているものにつきましてはバネレート変更できませんのでご了承ください。

●HIPERMAX SERIES バネレート変更スプリングセットリスト

バネレート
[N/mm(kgf/mm)]
自由長 [mm]
直巻スプリング バレルスプリング
120 150 170 200 250 200 220 250
29(3)          
39(4)          
49(5)      
59(6)      
69(7)      
78(8)    
88(9)          
98(10)        
108(11)              
118(12)          
127(13)                
137(14)        
157(16)          
176(18)            
196(20)            
216(22)              
235(24)            
  • スプリング色は白です。
  • HIPERMAXシリーズは車種専用スプリング採用のものを除き、出荷時のバネレート変更が可能です。
    ご注文の際に上記リストから選択してください。直巻スプリング採用ダンパーについては直巻スプリングのリストから、バレルスプリング採用のダンパーについてはバレルスプリングのリストから選択可能です。ただし、スプリング自由長の変更はできません。
  • HIPERMAXシリーズは出荷時の状態にて性能を発揮するようにセッティングされています。各車種ごとに設定されている「バネレート変更時推奨範囲」を超えてバネレートを変更された場合は保証対象外となりますのでご注意ください(大幅なバネレート変更は乗り心地の悪化や走行性能の低下を招く恐れがあります)。
  • セットリストに記載されているスプリングは、単品での販売はしておりません。

保証編

サスペンションは10万円以上もする高額なチューニングパーツのひとつです。
ただでさえ購入に慎重になるのですが、購入後の初期不良、もしくは不具合が発生した時のことを考えるととても不安です。その時はどのような対応をしてくれるのですか?

HKSでは保証制度を実施しています。基本的に保証期間はお買い上げより、3年間または走行距離60,000kmのどちらかが先に到達するまで、2年間または走行距離40,000kmのどちらかが先に到達するまで、もしくは、1年間または走行距離20,000kmのどちらかが先に到達するまでで対応しています。(※商品により異なります。)
皆様が安心してご購入頂ける様、HKSではご購入後の保証面も万全です。

保証制度に関する詳細

車高調整編

全長調整式ダンパーのタイヤ「はみ出し」について

純正ダンパー(or純正形状ダンパー)にて、フェンダーぎりぎりのオフセット(ツライチ)のタイヤ・ホイールを使用している車両の場合、全長調整式のような、純正ダンパーと取付部寸法が大きく異なるダンパーを取付けると、タイヤがフェンダーからはみ出してしまうことがあります。
取付後、キャンバーがネガティブ方向に付きにくい車両に見られる傾向があり、これまで報告のあった車両は、AZR60(ノア・ボクシー)、JB5・7(ライフ)、C25(セレナ)、GD1(フィット)などです。
一般的には車高を落すとキャンバーがネガティブ方向に移行し、タイヤがフェンダーの中に入っていく傾向がありますが、車両によっては上記のような場合もありますので御注意ください。