HKSホーム製品情報サスペンション/SUSPENSION2wayピロボール アッパーマウント
特許出願中(PAT.P:2003-300407)
単品での販売は終了いたしました。

【2wayピロボール アッパーマウント】
キャンバー角とキャスター角を調整可能としながら、ストラットを強固に固定するピロボールアッパーマウントが登場。
D1GPでの厳しい戦いの中で極限でのスライドコントロールを追求したセッティングの立役者となった商品です。
キャンバー角、キャスター角はそれぞれ独立して調整が可能。また左右を入れ替えることにより、キャスターをたてる事も、寝かせる事も可能で、サスペンションを幅広く調整出来ます。
※使用するダンパーによっては、スフェリカルボディの向き・カラーの違いにより、最大長が変わる場合があります。
(全長調整式ダンパーの場合は調整可能です。)
※フロント側のみの設定となります。
「キャスター角とその特性」と構造図
<キャスター角とは>
- 車輪を横から見た時のキングピン後傾角をキャスターといい、直進安定性、ステアリングレスポンス等に影響を及ぼす。
- 角度が大きい程直進安定性が良くなるが、レスポンスは落ちる。小さい場合はその逆となる。
<キャスター変化について>
●直進安定性・回頭性
- キャスター角を減らす(立てる)事で、進入時にクイックなハンドリング特性にしたり、キャスターアクションを少なくしたりすることができる。 ⇒低速コーナー・ジムカーナ向き
- また寝かせることにより、立ち上がり時のハンドリング復元性が高まる為、振り返し、ドリフト中にも拳動が安定し、姿勢を維持しやすくなる。 ⇒ドリフト向き
●アンダーステア・タイヤの偏磨耗の抑制
- キャスターを増す(寝かせる)ことにより、旋回時に外輪のネガティブキャンバーを増大させることができる為、コーナーリング限界が高くなる。またその分通常時のネガティブキャンバーを減らすことが可能な為、タイヤの偏磨耗防止にもなる。 ⇒高速コーナー・サーキット向き
キャスター角について
●キャスター角とは
車輪を真横から見たときのキングピンの傾きの角度をキャスター角といい、直進安定性、ステアリングレスポンスに大きな影響を及ぼします。キャスター角が大きくなるほど、直進安定性は増しますがステアリングレスポンスは落ちます。逆にキャスター角が小さくなるほど、直進安定性は落ちますがステアリングレスポンスは向上します。
●低速・パイロンコース向き
キャスター角を立てる(小さくする)ことでクイックなハンドリング特性にしたり、キャスターアクションを少なくできます。
●ドリフト・高速コーナー・サーキット向き
キャスター角を寝かせる(大きくする)ことで、立ち上がり時のハンドリング復元力が高まり、振り返しやドリフト中の動が安定し、姿勢を維持しやすくなります。高速コーナー・サーキットの場合、旋回時に外輪のネガティブキャンバーを増大させることができ、アンダーステアを抑制します。また通常時のネガティブキャンバーは減少するため、タイヤの偏摩耗の防止にもなります。
キャンバー・キャスターの調整方法
※参考例 シルビア・180SX用
(HKSのロゴを下にしたとき、ピロボール
中心がマウント中心より左側になる)
(HKSのロゴを下にしたとき、ピロボール
中心がマウント中心より右側になる)
※車輌左右にA・Bどちらかのマウントを装着するかによって、キャスターの調節範囲が異なります。
車輌左側 | 車輌右側 | |
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キャスターを純正マウント位置よりも寝かせたい場合 | マウントB | マウントA |
キャスターを純正マウント位置よりも起こしたい場合 | マウントA | マウントB |
キャンバーを調整する場合…キャンバー調整ボルト(2ヶ所)を緩めて調整します。
キャスターを調整する場合…キャスター調整ボルトを緩めて調整します。
詳しい調整方法は同梱の取扱説明書をご覧ください。
●対応サスペンション ・HIPERMAX III
■アライメント参考値(ランサーエボリューションIV・V・VI)
●キャスター
車種 | CN9A | CP9A |
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純正推奨値 | 3°50' ± 30' | 3°54' ± 30' |
Performer出荷時 車高△43mm | 3°30' | - |
調整範囲 | 上記車高で最大約±2°(1目盛り12'(0.2°)) |
●キャンバー
車種 | CN9A | CP9A |
---|---|---|
純正推奨値 | -1°00' ± 30' | -1°00' ± 30' |
Performer出荷時 車高△43mm | -2°00' | - |
調整範囲 | 上記車高で最大約-2°20′(1目盛り12'(0.2°)) |